リレーコラム

鈴木マサホ


vol.52

2017/01/15

 昨秋、山岸たかゆき、中野洋一議員とともに「省エネルギーや再生可能エネルギーによる持続可能な地域社会の実現」をテーマとした京都市会海外行政調査団の一員として、デンマークを視察してきました。

デンマークは、原発に依存することなく、2050年までに石油や石炭を使うのを止め、風力発電やバイオマスなど再生可能エネルギー100%を国家目標として取組みを進めている人口560万人の酪農の国です。

首都コペンハーゲンやオーフス市そして先進的な取り組みを進めているサムソ島やロラン島などを訪問。風力発電、地域熱供給システムや生ゴミ、牛糞、木材チップを活用したバイオガスプラント、リサイクルセンター、焼却場などを視察しました。サムソ島では、再生可能エネルギーで島の未来を切り開こうと住民主導で、風力発電や太陽光発電を設置運営して、余剰電力などで利益も生んでいます。コミュニティーの力、住民参加の大事さを学んだのです。

またロラン島で見た巨大な科学地球儀「サイエンス・オン・ア・スフィア」は、温暖化で北極の氷河がいかに小さくなってきたか、日本が亜熱帯気候に変わりつつあることや、なによりも福島原発事故のとき、放射性物質がいかに地球を覆っていったかを見たときは衝撃でした。この地球儀は、日本では宮城県東松島市に民間の力により、設置されていますが、調査団の緊急提言として「地球規模で気候変動や環境汚染を学習できる素晴らしいものであった」と青少年科学センターなどへの設置を検討することを申し入れています。

「DO YOU KYOTO?環境にやさしいことをしていますか」と市民による環境問題の取り組みが進んでいる京都はCOP3で京都議定書が発効された都市であります。COP3の会議からちょうど20年、今回の視察を契機に、京都での地球温暖化対策や環境政策をさらに進めたいと改めて決意をしたところです。